昨今のキャンプブームやアウトドアブームの高まりとともに、注目を集めているのがキャンピングカーです。とくに新型コロナウイルス感染症がまん延してからは密を避けて旅を楽しむためにキャンピングカーを購入する方も増えており、今後もますます注目を集めていくことが考えられます。

しかしキャンピングカーには大きさや車両の違い、また用途などたくさんの種類があるので、初めて購入する方はどれを選べばいいか悩んでしまうこともあるでしょう。もしこれからキャンピングカーの購入を考えているのなら

・キャンピングカーがどのようなものか
・キャンピングカーの種類
・購入するメリットやデメリット

などについては少なくとも調べておかないと、購入してから後悔してしまうかもしれません。そこで当サイトでは、キャンピングカーに関してしっかりと解説していくので、ぜひチェックしてみてください。

またWEBアンケートをもとにおすすめのキャンピングカー販売業者をランキング形式でご紹介しています。そのほかにも「キャンピングカーの定義」「販売店ごとの特徴」などについてもご紹介します。このような基本的な情報を知っておくと、いざキャンピングカーを選ぶ際にも役立つはずです。

ぜひ当サイトの情報を参考に、素敵なキャンピングカーを選んで楽しいアウトドアライフを送りましょう。

そもそもキャンピングカーがどのような自動車であるかはご存知でしょうか？キャンピングカーとされる自動車には定義があり、購入する前にその定義を知っておくことが大切です。ここではキャンピングカーの定義と、普通自動車との違いをご紹介します。

キャンピングカーとは

一般的にキャンピングカーといえば車内で寝泊まりができる設備を整えた車のことを指しますが、法律上ではしっかりと定義が定められています。法律ではキャンピングカーは道路運送車両法の特種用途自動車に分類されており、ナンバープレートは8ナンバーとなります。

この場合乗車定員の3分の１が寝泊まりできるフラットなシートを持ち、一定の基準を満たした調理設備があることなど細かい規定があります。構造要件を満たしていれば8ナンバー登録ができ、多少税金面で有利になります。

ただし現在販売されているキャンピングカーは法律上の要件を満たしているものばかりではなく、要件に縛られずに装備で特徴を出しているものも数多くあります。キャンピングカーに分類されるため8ナンバーにはなりませんが、もちろん合法でありキャンプやアウトドアに利用するのにはなんの問題もありません。

普通自動車との違い

普通自動車とキャンピングカーでどのような違いがあるのかをご紹介します。まず価格面ではキャンピングカーのほうが普通車よりも高額であるのが一般的です。ただし車も軽自動車から高級車まで幅広いので、値段もピンからキリまであります。またキャンピングカーも軽キャンパーから大型のキャンピングカーまで幅広いので、どれを選ぶかによって価格も大きく変わります。

続いて大きさの違いです。一般的に大人が寝泊まりできる大きさが必要なので、普通車よりもキャンピングカーの方が大きいことが多いです。ただし最近ではワンボックスカーにベッドが積まれたキャンピングカーなどもあるため、すべてのキャンピングカーが普通車より大きいとはいい切れません。

普通車との一番の違いは設備です。キャンピングカーは寝泊まりや簡単な調理ができる設備がついているほか、シャワーやトイレ、テーブルなど生活ができる設備が整っているものも多いです。キャンピングカーの目的はあくまでも長距離移動や旅なので、普通車のような移動手段としての自動車とは大きく設備が異なるのです。

キャンピングカーといっても、じつはいくつかの種類があります。それぞれ特徴が異なるので、キャンピングカー選びの際にはその違いについて理解しておくことが大切です。ここでは4種類のキャンピングカーについて、種類ごとの特徴やメリットやデメリットについてもご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

軽キャンパー

軽キャンパーは軽ワゴンや軽トラックをベース車両としているキャンピングカーで、就寝人数は2～4人となっています。軽キャンパーの一番のメリットはその使い勝手の良さでしょう。普通の自動車とサイズが変わらないので、普段から運転に慣れている方なら違和感なく操作ができます。

また駐車スペースを選ばないため、どこでも気軽に乗っていけるというのもメリットです。さらに価格が安く購入しやすいため、初めてキャンピングカーを持つ方にもおすすめの種類です。

ただし車体が小さく居住スペースも狭いので、たくさんの荷物を積むと不便であったり大人4人での就寝は少々厳しかったりというデメリットもあります。また車両自体にパワーが無いので、長距離移動や長期間の宿泊などには向いていません。

バンコン

バンコンとはワンボックスやミニバンなどがベース車両となっているキャンピングカーで、就寝人数は2～6人となっています。軽キャンパーと同じように普通自動車と大きさが変わらないため運転がしやすく、気軽に利用できるというメリットがあります。

また車内がある程度広いので、荷物が多い場合やお子さんがいるご家庭にもおすすめです。また普段は普通車として利用でき、近距離～遠距離までどのようなシーンでも乗れるのもメリットでしょう。

ただしバンコンは寝るときにシートの調整が必要で、少々手間がかかるというデメリットもあります。キャンピングカー専用として使うのであれば便利ですが、普段遣いもする場合はその都度準備が必要になるので、利用するのが面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。

キャブコン

キャブコンはトラックの荷台部分を居住スペースに改造した車両で、古くからあるキャンピングカーといえばこの形です。居住スペースが広く、トイレやシャワー、エアコンを設置しているレイアウトも多いので、長距離移動や長期間の宿泊でも快適に過ごすことができます。また遮熱性や防音性も高く、広いキッチンや大きな冷蔵庫も設置できてストレスを感じにくいでしょう。

ただしトラックをベース車両としているため車体が大きく、運転に慣れるまで難しく感じてしまうことも珍しくありません。また広い駐車スペースも必要なので、ちょっとしたお出かけには向いていないでしょう。さらに車両代金も高く普通免許で運転できないタイプもあるので、初心者にはあまり向いていないタイプです。

バスコン

バスコンはバスやマイクロバスをベース車両とした非常に大きなキャンピングカーです。車両が大きい分大人数でも快適に利用ができ、トイレやシャワー、常設ベッドを設置してもまだ余裕があるため長距離移動や長期間の宿泊に向いています。

ただし車両が大きく非常に高価で、ものによっては1,000万円以上の価格になる場合もあります。さらに燃費や自動車税、車検などのあらゆる費用が高いため、維持することのハードルが高くなっています。駐車場や駐車スペースの確保も難しいので、広い庭がある方やキャンピングカー上級者向けだと言えるでしょう。

このようにさまざまな種類のキャンピングカーがありますが、一番手軽で初心者向けの軽キャンパーは今人気のタイプです。初めてキャンピングカーを持つ方や、気軽に利用したい方には軽キャンパーがおすすめです。

キャンピングカーを購入する場合、種類や使い勝手などのほかに販売店選びで悩む方も多いでしょう。たくさんの販売店があり、それぞれサービスや対応が違うので、後悔しないためにも販売店選びをしっかりと行いたいものです。ここではそんな販売店を選ぶ際のポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

料金

どのような種類のキャンピングカーを購入する場合でも、予算を決めている方が多いはずです。そのため予算内での提供や提案が可能なキャンピングカー販売店を選びましょう。もし展示車などで予算をオーバーするものしかなくても、相談すると最適な提案をしてくれて納得できる料金で購入できる車両を紹介してくれるような販売店なら安心です。無理に高いキャンピングカーを勧めてくるような販売店には注意しましょう。

車種

希望するキャンピングカーにより近いものを選ぶためには、取り扱っている車種が多い販売店がおすすめです。車種の選択肢が広ければ、満足できるキャンピングカー選びができるはずです。車種によって使い勝手や価格も大きく変わってくるので、妥協せずに選べる豊富な取り揃えや提案ができる販売店を見つけてください。

保証

購入してからの保証についても、販売店選びでチェックしたいポイントです。キャンピングカーは普通自動車に比べて設備が多く、お手入れも煩雑になってきます。また車種によっては大きな駐車場を用意する必要もあります。そんなさまざまな問題を解決してくれる保証やサービスを提供している販売店を選びましょう。たとえば専用駐車場を提供していたり、専用車検整備クリーニングサービスを提供していたり、また専用の自動車保険に対応していたりするような販売店なら安心です。

スタッフ対応

気持ちよく納得してキャンピングカーを購入するためには、スタッフ対応も重視したいポイントです。スタッフがキャンピングカーについて詳しく、さまざまな面でアドバイスをくれるような販売店なら購入してからの安心感も大きいはずです。また予算や用途などの条件や希望に合わせて提案をしてくれる販売店なら、納得できるキャンピングカーを見つけられ後悔のない購入ができるでしょう。ぜひ一度相談してみて、スタッフの対応に満足できる販売店を選んでください。

旅をより楽しくしてくれるキャンピングカーを手に入れたいのなら、ぜひ種類やメリット・デメリットなどを理解した上で販売店選びにも注意しましょう。販売店ごとにも異なる特徴があるので、まずは相談してみて納得して購入ができる販売店を見つけてみてください。
キャンピングカーがあれば旅の幅も広がり、今までにはない経験もできるはずです。ぜひお気に入りのキャンピングカーを見つけて、たくさんの旅の思い出を作っていきましょう。