レンタカーとカーリースの違いとは?双方のメリット・デメリットを確認!
レンタカーとカーリースは、いずれも自分で自動車を購入はせず「借りる」ことで自動車に乗れるサービスです。しかし、借りるサービスとして共通はしているものの、その支払いのシステムなどは大きく異なります。今回はレンタカーとカーリースについての違いと双方のメリット・デメリットを解説します。
レンタカーを選択するメリット・デメリット
まずはレンタカーのメリットとデメリットから見てみましょう。
■レンタカーのメリット
まず、レンタカー最大のメリットとして、「維持費がかからない」ことが挙げられます。車を所有していると、通常であれば税金やメンテナンスなどさまざまな費用がかかってきます。
これら維持費の面からみると、レンタカーは必要な時に借りるだけなので費用が発生しないのです。かかる費用は一般的にレンタル代、保険代、燃料代のみとなります。
また、その都度好きな車種を選べるのもレンタカーならではの魅力のひとつ。たとえば大人数でのキャンプでは大きめの車、少人数での旅行なら小回りの利くコンパクトな車というように、シーンごとに借りる車を変えられるのです。
さらに、「乗り捨て」ができるのもレンタカーのメリットといえます。乗り捨てとは移動先でレンタカーを返せるシステムで、これを利用することで片道だけ車で移動することが可能となります。「行きだけレンタカーを使って帰省したい」「旅行先で大荷物のときに身軽に動きたい」といった場合に便利です。
■レンタカーのデメリット
レンタカーのデメリットとして、借りるために店舗まで行く必要がある点が挙げられます。また、借りるたびに手続きが発生することはもちろん、予約しなければならない場合や予約が取りにくいといった状況も考えられます。
ほかにも、決まっていた返却時間を超えると延滞料金がかかったり、急遽キャンセルする際はキャンセル料が発生したりします。
カーリースを選択するメリット・デメリット
続いて、カーリースのメリットとデメリットを見ていきます。
■カーリースのメリット
カーリースは、購入するためにかかる費用を払わずとも、自分の乗りたい新車に乗ることができる点が大きなメリットといえるでしょう。基本的には月額費用だけで、購入する場合に必要となる頭金も用意せず新車に乗ることができるのです。
というのも、カーリースでは、契約者のために現行モデルの新車が用意されるからです。当然、新車は中古車に比べて故障やトラブルが少ない傾向にあります。
またカーリースは、とくに国産メーカーにおいて豊富なラインナップとなっているケースが多く、幅広い選択肢がある点も魅力的です。利用する際は、一般的には車選びから審査申込みまですべてネット完結なので、店舗に行かなくても問題ありません。
カーリースにかかる費用は、契約時に決められた定額制となっていることがほとんどです。自動車税や自賠責保険料などもその料金の中に含まれているので、別途で維持費の準備をする必要がないのもうれしいポイントです。
■カーリースのデメリット
カーリースの最も大きなデメリットとして、リース期間中の中途解約ができない点が挙げられます。レンタカーとは違い、カーリースは自分専用の車にリース料を月々支払っていくものであり、期間満了まで支払い続けることが前提となっています。
そのため、もし契約期間中に解約するとなると、高額の違約金が発生する場合もあります。契約時にはしっかり条件を確認するよう注意しましょう。また、別の車にしておけばよかったと後悔しないよう、車種選びは慎重に考えることが重要です。
レンタカーとカーリースそれぞれ向いている人の特徴
ここまで、レンタカーとカーリースそれぞれのメリットとデメリットをお伝えしましたが、もう少し深堀りして、それぞれ向いている人の特徴を見てみましょう。
■レンタカーに向いている方
旅行などでたまに自動車を利用する方や、利用シーンによって車種を変えたい方はレンタカーに向いているでしょう。自動車に乗る機会は少ないものの、1回に6時間以上の長時間利用をする方や車と一緒に飛行機や新幹線などを併用したい方もレンタカーが向いています。
■カーリースに向いている方
初期費用の負担を減らして、手頃な料金で自動車に乗りたい方や短期間で自動車を乗り換えたい方、購入に関する大きな支出を抑えて、毎月決まった予算内で自動車を利用したい方はカーリースに向いています。
またレンタカーと異なり、自分の好みの新車にも継続して乗ることができるのも魅力です。マイカー同様に管理できるため、車が必要なときに気軽に使いたい方にも向いています。
街角でよく見かけるレンタカーとカーリース。今回は、レンタカーとカーリースの違いと双方のメリット・デメリットについて解説してきました。レンタカーとカーリースを使用することによって多くのメリットがあることをお分かりになって頂けましたでしょうか?まだ試したことがない方も本記事をきっかけに一度利用してみてはいかがでしょうか?