1台のレンタカーを複数人で運転してもOK?借りるときの注意点とは
レンタカーを使って遠出をしたいなと思ったりすることはありませんか?そんなときに、遠くに行くなら長距離で時間もかかるうえ、複数人いるなら交代で運転したら1人の負担が減って楽に行けるのではないかと考えますよね。そんなときに疑問なのが、レンタカーは複数人で運転してよいのかどうかです。今回はそんな疑問に答えます。
契約者以外が運転しても大丈夫
旅行や遠出をする際、レンタカーを借りることがあると思いますが、レンタカーを借りるにはまず、契約が必要になります。契約は、運転免許証や、本人確認書類を提示して行うことが一般的です。
旅行や遠出の際に、複数人で行くことも多々あるかと思いますが、そんなときに一度は「レンタカーって契約者以外の誰が運転してもいいのだろうか」と疑問に思うはずです。一緒に出掛ける人が運転できる人なら、なおさら交代で運転したほうが疲労も分散されるのでよいですよね。
では、はたして契約者以外の人が運転することはできるのでしょうか?結果からいうと、運転することは可能です。しかし、契約時に別途手続きが必要なので必ず行うようにしましょう。
契約者以外が運転するための手続き方法
契約者以外が運転することは可能だと分かりましたが、契約時に必ず手続きが必要になります。この手続きをしないと、契約違反や交通事故を起こしたときに保険が適応されないなど、不利になってしまうため必ず手続きをしましょう。
契約時に必ず、他に運転する可能性のある人がいるかどうか聞かれます。または、契約書にチェック欄があるので、見落としがないように必ずチェックをしてください。
そして、契約者以外に運転する可能性がある人がいる場合、契約時に必要なものがあります。それは、交代で運転する人、または運転する可能性のある人の運転免許証の提示になります。これは無免許で運転するのを防ぐのと同時に、運転できる車の種類の確認や、期限が切れていないかなどの確認の意味もあるようです。
もし、同乗者が運転免許証を持っているなら運転を交代する予定がなくても、緊急時のために提示しておくとよいでしょう。
複数人で交代しながら運転するときの注意点
複数人でレンタカーを運転できるのはとても便利で、遠出に最適ですが、複数人で交代しながら運転する場合に、いくつか注意しておきたい点があるので、見ていきましょう。
■長時間運転を避ける
交代で運転する場合にも、一人に負担が大きくかかっては意味がありません。せっかく複数人いるので、適度に運転を交代して安全に走行しましょう。一人あたり、長くても二時間程度での交代がよいでしょう。また、深夜など眠気がくる場合には、パーキングエリアやサービスエリアなどで必ず休息や仮眠をとってから運転するようにしてください。
■利用する道により運転者を交代する
行き先によって運転者を交代するのもよいでしょう。たとえば、雪が降っている地域に行く場合、普段雪に慣れていない人が運転するのと、雪が積もっている道を通り慣れている人が運転するのはかなり違います。もしそういったことがあれば、道路の状況に慣れている人が運転するのが最善でしょう。
また、普段、高速道路をまったく利用しない人がいきなり高速道路を運転するよりも、日常的に高速道路を使っている人が運転したほうが、乗っている方もより安心して過ごすことができるかと思います。道路状況により交代し、より安全に走行しましょう。
■車の種類と場合により、乗りなれた人が交代する
レンタルする車種にもよりますが、普段軽自動車に乗っている人が、いきなり大きい車になると少し不安になると思います。車幅も違ううえ、車高も違います。
普通の道を運転するのはまだよいかと思いますが、たとえば、狭い道路や、停めにくい駐車場などがある場合は難易度が上がってしまうでしょう。そういった場合も、大きい車に乗りなれた人が乗るほうがよいかと思います。
■運転に慣れていない人に配慮する
みんながみんな、運転が得意なわけではありません。そのため、運転に慣れていない人や、苦手な人は運転時間を短くする、または緊急時以外運転しないなど配慮をするとよいでしょう。運転免許証を提示したからといって、必ず運転しないといけないわけではありません。
■交通事故を起こしたら速やかに連絡する
万が一レンタカーで運転している最中に交通事故を起こしたら、けが人がいる場合は救護、救急車・警察への連絡は当然ですが、レンタカー会社にも連絡を忘れないようにしましょう。その場合、必ず誰が運転していたのかを報告しましょう。
旅行や長旅で重宝するレンタカーは複数人で運転することができます。複数人で運転する場合は、契約時に運転する可能性がある人全員の運転免許証の提示を必ずしてください。また、複数人で交代して運転する場合は、適度に交代するなど、安全運転ができるように気を付けましょう。